わたしの翼を見せてあげる
・・・いやロケットだから翼はないのだけど(ちなみに竹本泉の『音盤はたらきもの』のロケットガールの歌から・・・なんつーか擬音の多い歌詞である(笑))。無事H2Aの七号機が打ち上げ成功したということで、失敗した六号機と共にイメージイラストを。胸に「7」のゼッケンつけたらなんだか『大鉄人ワンセブン』みたいになってしまったが(笑)。
今NHK教育で、以前はBSで放送していた『ふたつのスピカ』を再放送しているが、一時期、ロケット開発に代表されるようなクラシカル、というか可視性の高いSFが妙に流行った時期があったように思う。きっかけになったのは野尻抱介の『ロケットガール』や(私は以前野尻抱影と勘違いしてました(笑))、あさりよしとおの『なつのロケット』あたりであろうか。作品数の多さは、リアリティとロマンのバランスをしっかりとれば、このジャンルはかなり良い作品を生み出すことが出来る、ということの証明でもあっただろう。
#同時期ギャルゲーにも類似のテーマのものがあったと記憶しているが未プレイ。
私は高校時代天文部の部長だったので(その部長の愛読書が先述した『少女コレクション序説』なのはかなり間違っていたとは思うが(笑)・・・私は専ら「神話研究班」を名乗り、中国のアヤしい星図の再現とかしてました)、こういうイベントにはやはり心動かされるものがある。なにより印象的だったのが、同日ニュースで放映された、種子島の近くで肉眼で打ち上げを見ている少年たちの、なんとも表現のしようがない<憧れ>の表情だった。私も夜空を見上げなくなって久しいが、なんとなく少年時代の感慨を追体験したような、幸せな気分のおすそ分けをもらったような気がしている・・・彼らには、ああいう純粋な表情を忘れないまま大人になってもらいたいものである。
#間違っても『戦闘妖精雪風』を擬人化したりすることのないように・・・(笑)。まあ神林長平のSFは今回触れたものとはかなりベクトルが違うが。
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