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語呂合わせか合いの手かはっきりしてください

Juno_2
いやその、ED曲の中で、ユノの合いの手が1)「アルゴン!」とか「リン!」とか繰り返す場合と、2)「チタン!」とか「クロム!」みたいにそれ自体が元素周期表の一部の場合と、3)「会いたい!」とか「なんか強そう!」とか、本当に単なる合いの手の場合があるので・・・というわけで、今最もハードなSFアニメ『エレメントハンター』からアシスタントのユノ。なんかぼーっとした声質が良いですね(結局声か(笑))。
(付記:よく考えたら、「なんか強そう!」はユノじゃなくてコフ司令官の合いの手でした。すみません)

NHK教育で放映されるアニメの中には、時折り、奇妙にSF色の強い作品が含まれることがある。近時の作品の中では、近未来のヴァーチャルテクノロジーのあり方を情緒豊かに描きあげた傑作『電脳コイル』が記憶に新しいところだが、現在放映されている『エレメントハンター』は、テクノロジーレベルがかなり進んでいる上に、相当難解な設定(「ネガアース」など)を踏まえていながらも、どこか古典的な雰囲気を纏った作品である。
この、高度なSF設定と古典的な雰囲気の並立という作風は、過去に『天才てれびくん』枠で放映されていた、所謂「ヴァーチャル三部作」との接続を感じさせるものだが、ヨリ具体的には、SF設定を担当する金子隆一の作風であると言えよう・・・そして、氏がこだわりを見せるSFガジェットが「軌道エレベーター」であることは、端的にその世界観が、クラーク的なハードSFのそれであることを強く印象付ける。
#これと対比すると、『電脳コイル』の世界観は所謂御三家のものよりも、むしろニューウェーヴSF(バラードなど)に近いように思われる。
クラークのSF世界は、ドラマトゥルギーにウェイトをおくハインライン、境界事例の思考実験に近づくアシモフと比すと、順接的な意味での「センス・オブ・ワンダー」に溢れているように感じられる。もしそうであるならば、そのSF設定は、子どもたちが「未来」や「テクノロジー」に対して抱く憧れを喚起する作品形式としての「ジュブナイルSF」との親和性は高くなるであろう・・・「ヴァーチャル三部作」や『エレメントハンター』に漂うどこか古典的な薫りは、かつて朝日ソノラマ文庫が持っていたようなクラーク的「ジュブナイル」の薫りであるのかもしれない。

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