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大木凡人の知名度は巡洋戦艦に乗って海を渡る

Bonchan
・・・しばらく絵を描かずにいたら、このレベルの絵ですら描けなくなってしまっていました(で、かなりの不義理を働いてしまいました。関係各位に改めてお詫び申し上げます)・・・しばらく、基本に立ち返ってデッサンをしたり、また、今風の萌え絵を模写したりもしてみたのですが、試行錯誤の末、結局自分の描けるバランスは80年代っぽい、古臭いものであることを再確認したので、潔く割り切ることにしました。そこでまず、眼鏡の神様の力を借りることにして(笑)、万城目学/渡会けいじ『鴨川ホルモー』から、凡ちゃんこと楠木ふみ。マンガ版しか読んでいないのですが、1巻の表紙になってるのは羊頭狗肉だと思います(いまのところ早良さんが正ヒロインっぽい造形なので、正しくは「狗頭羊肉」かもしれませんが、異議は受け付けません)。
#タイトルが意味不明なのはまあ仕様ということで。ネタバレを回避できてるか微妙か・・・?
##しかし、「万城目」は「まんじょうめ」と読んでしまいますね。世代的に(正しくは「まきめ・まなぶ」だそうです)。

私は高校時代、受験するんだったら京大に行こうと考えていた(あとは東京芸大・・・今のこの画才のなさを考えると、そのとき気の迷いで行かなくてホントによかったと思うが、よく考えたら、まず実技試験でハネられたであろう)。結局、受験勉強そのものが面倒になったので、指定校推薦の枠があった某私大に行くことになったのだが、そのこともあってか、京大の文化的な側面には憧れめいたものを抱き続けている。
#私の郷里は京都府北部の地方都市で、父は同志社出身なので、そのせいもあるのかもしれない。
##もっとも、もし京大を受験していたら確実に文学部を選んでいたので、かなりの確率で人生を間違うことになったとは思うが。
###今の人生が間違った結果かどうかは、さしあたり問わないこととしたい(笑
都心の某大学のサークルで悪い先輩から勧められて(だったか?)、その時期まさに隆盛だった新本格ミステリの諸作品に親しむうちに、京大的な文芸空間への憧れはますます強まることとなった・・・新本格ミステリのうち、どちらかというと大時代な設定に心惹かれる傾向があった私にとって、自らの拠って立つ場を「蒼鴉城」と名乗り、ペダントリーとゴシック的な意匠を凝らした作品に、時にはお互いを登場させさえするような戯れの作法は、ラヴクラフトの周囲に集ったクトゥルー神話の創製者たちとも重なる、濃密な空間に見えたものである。
森見登美彦、さらに西尾維新などの手がける近時のライトノベルにおいても、京都は特権的な場としてその舞台に選ばれている。もとより、ライトノベルの作法として、舞城王太郎にとっての福井、佐藤友哉にとっての北海道など、その出身地を舞台に作品を展開する作家は決して少なくない。しかし、京都を舞台とする作品には、どこかしらの「作為性」や「虚構性」がついてまわるようにも思われるのは、無論それが「大学」という、極めて限定的な時空に凝集した作品となるからでもあろうが、万城目学の『鴨川ホルモー』や『鹿男あをによし』(あ、これ奈良か)が道具立てとして効果的に用いるように、日常空間に遍在する寺社や仏閣のプレゼンスによって、呪術的な環境が所与のものとして整っていることも大きく影響しているように思われる・・・この点において、平将門の記憶を喚起しなくてはならない『帝都』とは、歴史の重みが違うということなのだろう(笑

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