おらといっしょにぱらいそさいくだ(せっかくだから有効活用・6)

昨日所用で郵便局に赴いた際、ついつい気の迷いでエヴァの切手シートを購入してしまいました。「今や日本のアニメを代表する作品の一つとされている」のですかエヴァは・・・というわけで、「仰向けに寝そべる」ポーズで綾波をば。実に数年ぶりに描いたのですが、これまで一体何点メイド服の綾波が描かれてきただろうかと思うと、なにやら愉快なようなぞっとするような(笑
#タイトルについては・・・エヴァの映画を見たとき、どうにも諸星大二郎の『妖怪ハンター』を思い起こして仕方がなかったのですよ(笑
##初出時のコミックスでは一緒に収録されていた「生物都市」の方が、イメージ近いかも知れません。
###つい最近では『百合星人ナオコサン』にこのネタがありましたね・・・しかし今の若い人に由里徹が通じるのだろうか(笑
いつも興味深く拝読している墨東公安委員会さまのブログにて、この新年に斯界に一家言持つ紳士が集って開催された鼎談である「メイドさん放談2007」の記録が公開されたとの報に接し、早速閲覧させていただいた・・・自分の過去の悪行に過分な言及をいただいてしまい汗顔の至りなのだが(苦笑)、そこで語られた今の「メイドさん」についての現状分析が非常に興味深いものであったので、少し思うところなどを何回かに分けて綴ってみようかと思う。
#ちょうど何回かメイドさんネタを続けていたことでもあるし(笑
鼎談の際墨東公安委員会さまが言及して参照を求めている、ブラム・ダイクストラの『倒錯の偶像』については、私も過去若干取り上げたことがあるが、その文脈では、19世紀末の世紀転換期に語られた<女性悪>についての言説が前提とする、主として男性の側からの女性への「倒錯」した視線が、20世紀末の世紀転換期に至ってもさほど変容を被っていない、ということを指摘するに留めた。このレベルでは、「戦闘的なフェミニスト」であるダイクストラの批判は当を得たものであった、ということになるのだが、今回上掲の鼎談から、こと現今のメイドさんのあり方の分析に際しては、もう少し鳥瞰的な、同書についてのメタレベルでの検討が有益ではないか、との示唆を得た。
補助線となるのは、鼎談の主催者の酒井シズエさまが提唱する「メイドさん大統一理論」である。私が理解した限りでは、現今のメイドさんをめぐる問題状況は、畢竟、「メイドさん」が過剰に意味を喚起する存在であることにある、というのがその含意であるように思われるが(多分(笑))、その意味の過剰さが極点に達したのがヴィクトリア朝だったのではないか、という酒井さまの指摘に対して、『倒錯の偶像』が分析対象として提示されるのである・・・ここで検討すべきは、「倒錯」の内実ではなく、むしろそれが「偶像」を通じたコミュニケーションとして展開した、という点であるように思われる。
上述したように、「魔女狩りを連想させるような容赦ない筆致」でなされる筆者の男性たちへの批判はそれ自体としては真っ当なものであろう・・・もっとも、批判の文脈に引き付けることで<女性悪>の内実自体に矛盾が畳み込まれてしまっている印象も受けるが。
#今回イラストのネタにした綾波レイの今ひとつ固定しないキャラ造形は、逆説的ではあるがこの点で示唆的であるかもしれない・・・病弱崇拝と地母神的豊穣(あるいは母胎回帰願望)を一人のキャラクタに重ね合わせるのは、少なくとも私には難しい。
しかし筆者がいわば正攻法のフロイト的アプローチ(「倒錯」に対する批判)を執拗に重ねるほどに、私はしばしば、それが同時代の図像作成者-図像鑑賞者の回路に対してどの程度有効な手法であるのか、という疑問を抱く。かくも大量の「倒錯の偶像」が頒布され、消費されたという現象は、過剰に意味を充満させた「偶像」に「倒錯」を読み込むことの出来る「読者」が存在することが前提となっているが、一方で、筆者が同書の図版蒐集に大変苦労した、というエピソードが示すように、その「偶像」の記名性は比較的薄いように思われる・・・ウォーターハウスやロセッティといった「大家」と、(私が無学なだけかもしれないが)同書に至るまで名前すら知らなかった絵描きが「倒錯」の度合いという尺度で並列に示される同書の分析は、図らずも、ロラン・バルトの言うような「作者の死」を象徴しているようにも思われる・・・ここで問題とされるべきは、何故このように意味の過剰な「偶像」が流通しえたのか、言い換えれば、かくも解釈者に過度な負担をかけるコミュニケーション様式が何故当時成立しえたのか、という点ではなかろうか。その点で、「末期ヴィクトリア 朝ってのはある意味オタクの天下」であったと喝破し、かつ、中産階級への着目の必要性を指摘する墨東公安委員会さまの立場には、大いに賛同するところである。
#他にも、「なぜメイドさんでなければならないのか」とか「創作のメイドさんが妄想に陥ってしまうのは何故か」とか、面白い論点はあるのですが、また別稿にて。
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Comments
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