「これがWNF(ワールドネコミミフェデレーション)のやり方か――!?」

後楽園ホールにチャンピオンカーニバルを見に行ってきたのですが(藤田さまさんくーです)、その際菊タローがわざわざポーズを決めて華麗にヒップアタックを決めていました・・・確かに、今越中はどういうわけか旬のレスラーなのですね(笑
#試合自体はカード編成の問題もありいろいろ難しいことになっていましたが・・・菊タローは実力もあるのに、こういう時にワリを喰ってしまうのがちょっとかわいそうですね。
というわけで、高雄右京『天然家族みにっつめいど』から、「天然ネコミミメイド」の吉祥寺たま。2巻の途中まで、一応SF的なバックボーンがあるようなないようなストーリーだったのですが、「中学校編」に入ってから、どうやらそういう瑣末なことはどうでもよくなってしまったようです(笑
だらだらと語り続けているが、「新春メイドさん放談2007」に関し「創作のメイドさんが妄想に陥ってしまうのは何故か」という点について若干・・・このことはおそらく、いわゆる「言語論的転回」後に展開された、「歴史叙述」と「フィクション」との関係性を問う問題系へと結びつく(ゲオルク・イッガース『20世紀の歴史学』)。
まず、テクストの紡ぎ手としての「作者」、とりわけ、「歴史」を素材として利用する場合の「作者」側の問題であるが、「物凄く調べてる人でも、創作では妄想の「メイドさん」を書」いてしまうことが、「読者」に何がしかの「ショック」を引き起こすのであるならば、その「読者」が暗黙のうちに前提する価値の一つには、「創作」を行う「歴史小説家」(この場合「メイドさんもの」を創作する創作者)は、その「創作」にあたって可能な限り資史料を蒐集し、「歴史考証」を行う中から何がしかの価値ある<物語>を塑成するべきである、という公準が存在するように思われる。
もしそうだとするならば、ある局面では、その「創作」の価値は、そこで素材とされる「歴史考証」の妥当性、言い換えれば、「歴史叙述」としての価値(「メイド」研究としての価値)へと転換されてしまうことにはならないだろうか・・・「歴史小説家」に対して、「創作」とはいえ仮にも「歴史」に取材するのであるから、常にその実証性、妥当性を学問的基準によって検証される「歴史家」たれ、と要請するのは、やや酷なのではないか、と思わないでもない。理論的には、実証性に重きを置かない「歴史小説家」が、「創作」のために真面目に歴史的な資史料を蒐集せず、まさしく「妄想」だけでその作品を創り上げたとしても、そのことがただちに「創作」としての価値の減少を帰結するとは限らない。そもそもそれが「創作」である以上、「読者」のイメージを喚起するために「作者」が歴史的素材を恣意的に「動員」することには、とりたてて問題視するべき点はないように思われる。
もし問題があるとすれば、(これも鼎談で適切に指摘されているが)むしろ「読者」が「創作」を「歴史叙述」として受け止めてしまうような場合であろう。この場合の第一のパターンとしては、「読者」の側が、テクストを実証性や妥当性の基準によって精査せずに「フィクション」を「歴史叙述」であると誤認する場合が考えられよう(例えば、『エマ』の「英國」を「英国」であると誤認するような場合)。この立場はしかし、上述したような、「歴史小説家」は究極的には「歴史家」たれ、とする立場と価値観を共有することになろう・・・すなわちそこには、実証可能な「客観的な歴史」が(少なくとも理論上は)存在する、という前提があるからである。
この点、第二のパターンとして想定される、「読者」が「創作」を敢えて「歴史叙述」として受け止める、という選択について検討する必要がある。つまり、言語を媒介する以上は叙述とはなべて「解釈」であり、歴史叙述と文学は理論上区別できないのだから、自らにとって価値のある叙述を「歴史」であると主張する場合である(『エマ』の「英國」こそがわが「英国」なのだ、と是認するような場合)。この「選択」については、自分が身を置く時間/空間と「断絶」した対象については、その言説はさほどの問題を惹起しないように思われる・・・このことが、「創作のメイドさんが妄想に陥ってしまう」ことの一つの理由なのではないだろうか。「創作のメイドさん」は「妄想に陥っている」のではなく、「妄想であることを(敢えて)選んでいる」ように思われるし、その「選択」が楽しめる「読者」であれば、「テクストの快楽」に意識的に身をゆだねる(溺れるのではなく)ことは一向に差し支えないのではないか、とさえ思えるのである。
#逆に、自分が身を置く時間/空間と「連続」した対象について、敢えてこの「選択」を行うことには、さまざまな問題が含みこまれる危険性がある・・・などと、ひと時の『国民の歴史』などの流行り方を見ると思ってしまうのである(笑



Recent Comments