飽和する記号たち

この間イベントに行ったとき、「ニーソックス系オンリーイベント」なるものが開催される旨のチラシが入ってました。世の中の<萌え>記号の細分化は加速の一途を辿っているようですね。ちなみにここでいう「ニーソックス」には、膝下までのニーソックス・ハイソックス、膝上までのオーバーニーソックスに加えて、「太腿より半分以上」のストッキングが含まれるそうです(ちなみにガーターベルトは可、パンストは不可だそうな(笑))。
この間の『TVチャンピオン』で「アキバ王選手権」なるものが開催されていたが、さすがにテレ東、フジサンケイグループの生ぬるい描写とは違うレベルの「アキバ系」の選手たちがアキバ狭しと東奔西走していた。『奥様は魔法少女』をアイキャッチに使った台詞当てクイズ(当然声優御本人がガンガン登場(笑))を皮切りに、いつのまにやら恐ろしい数が発生していたメイド喫茶を遍歴するアキバディープスポットめぐり、さらには選手自身の自宅を訪問してその生態を余すことなくお伝えした上で、最終決戦は、明らかにアキバを嫌悪してやまない一般人の女性(一人はシブヤ系ギャル、もう一人はホステス)に無理やりなコンセプトのコスプレをさせるという、まあ良く考え抜かれた?一時間半の決戦であった。
#ネットの情報では、最終決戦の日はコミケと重なっていたので、真のオタクなら参加できないはず、というツッコミが多数見られたが(笑)。
イラストにしてみたのは、最終決戦の結果生まれた「ネコミミ・メイド・妹」の三つの要素をコテコテに盛り込んだ、というコンセプトのコスプレ(モデルさんが本気でイヤそうだったのが印象的だった(笑))。ちなみにベースは『Piaキャロットへようこそ3』のピンクver、これに『月詠』の葉月のネコミミ(多分)、『マリみて』の瞳子ばりのドリル、「絶対領域」の幅にこだわったオーバーニーソックスにガーターベルト、仕込み杖になっているモップ(よくこんなの見つけたな・・・)でお兄ちゃんを守る、という設定だった、ような気がする・・・「気がする」というのは、あまりに記号が過剰であるためにそのディテイールを把握しきれなかったからである。「データベース化」する<萌え>の対象たる記号は、ただ動物的に消費されるだけの対象であるというのが東浩紀の分析であるが、『デ・ジ・キャラット』のでじこを典型とするこの分析は、<萌え>記号が相互矛盾を起こさない、という前提があるものと思われる・・・はたして「アキバ王選手権」で重畳的に組合わされた<萌え>記号は飽和しないのだろうか。
#ちなみに記憶に頼ってしか描いていないので、細部は違っているかもしれません・・・正確に再現することが目的ではないので(笑)。



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