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人形たちの夜(光は東方より・3)

alice
中井英夫の『人形たちの夜』は講談社文庫版のが一番装丁が良かったかなあ・・・いま入手可能なのは創元ライブラリ版だけど、講談社版は各章の扉に凝った人形の写真が使われていて大変センスの良いものでした。作品自体も、最後の破綻の仕方を含めて割りと好きです。というわけで(どういうわけか(笑))、<東方>シリーズから七色の人形遣い、アリス・マーガトロイド。「そんな瑣末なことはどうでもいいのであった」が結構好き。
人形ネタといえばもう一年ほど前になるが、押井守の『イノセンス』にひっかけた「球体関節人形展」を見に行ったことを思い出す(にも関わらず映画自体は見なかったのだが(笑))。確か日曜の朝に出かけていったのだが(わたししんがあさま感謝です)、一歩展覧会場に入ると朝の陽光とはまるでそぐわない不健康な世界が展開されていて、なおかつ大変な盛況だったので、そのギャップになにやら眩暈めいたものを覚えたのを記憶している。「球体関節人形」は、ベルメールの作品に代表されるように退廃的であり、なおかつ不道徳なベクトルを向いている表現形態だと私は理解していたのだが、どうやら世の中は私が思う以上に病んでいるようである(笑)。
#今手元にこの展覧会の図録があるのだが、この装丁も確信犯な感じでかなりイカします(笑)。
個人史的に振り返るならば、高校時代に澁澤龍彦『少女コレクション序説』の中公文庫版の表紙を見たときの強烈なインパクトは忘れがたいものがある(この本、種村季弘の『怪物の解剖学』と共に、当時バカみたいに頻繁に読み返した書物である(笑))。幸運なことに、数年前に銀座の画廊で四谷シモン作の実物を見る機会に恵まれたのだが、これはもう身震いものであった・・・それでもやはり、あのモノクロームの写真の出来は秀逸だと思うが。
#どうでもよいが、人形使いといえばPC98の格闘ゲームも思い出すなそういえば(笑)。
##順番的には<東方>ネタの続きは魔理沙なのだけど、なにしろ『妖々夢』で一回もクリアしていないのでクリアしたら続き描きます(泣)。

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